REFLECT
八つ目の罪
傲慢。嫉妬。憤怒。怠惰。強欲。暴食。色欲。 どれか、身に覚えがあるはずだ。 嫉妬深い自分が嫌い。すぐ怒る自分が嫌い。動けない自分が嫌い。 ——みんな、この七つを「直したい自分」として抱えてる。
でも、七つはバラバラの悪癖じゃない。同じ一つの火床から上がってる、七つの炎だ。火床の名前は、「足りない」。
触れて、めくってみてくれ。
「足りない」
七つの名前に、触れてみてくれ。
七つとも、まだ何かを求めてる。
求めるのは、恥じゃない。生きてるから、燃えるんだ。 それどころか——めくった裏を、七つ並べてみてくれ。 作る。見つける。愛する。温める。積み上げる。楽にする。守る。ぜんぶ、「取る」火から「注ぐ」火に変わってる。そして、取る火は手に入った瞬間に消えるが、 注ぐ火は、満ちても消えない。
さっき消した状態に、覚えはないか。 欲しいものが、思いつかない。腹も立たない。羨ましくもない。 なにも、面白くない。 求める声が、ぜんぶ消えた状態——それが、虚しさだ。八つ目は、静かに、あんたを消していく。
だから、あんたの中でいま燃えてるやつがいるなら、それは敵じゃない。 八つ目から、あんたを遠ざけてくれてる。 消すな。話を、聞いてやれ。
繋がっている点
火が外に燃料を探しに行くと、七つの形で暴れる。その火まで消えたところが、虚しさだ。
→ 人は、星だ
いま、どれが燃えてる?
ぼぶと話す