REFLECT
映す世界を間違えた
「世界は、向こうから降ってくる」——多くの人が、そう信じている。 朝の満員電車。誰かの刺すような一言。報われない努力。 ぜんぶ、勝手にやってきて、自分を傷つけるものだと。
でも、ほんとうにそうだろうか。
たとえば、ある夕暮れの風景。
しばらく眺めて、あんたがどう感じたかを、選んでみてほしい。

この夕暮れを見て、あんたはどう感じた?
風景は、同じだ。何ひとつ、変わっていない。
色を乗せたのは——あんたの方だ。
同じ一枚の風景が、寂しさにもなり、美しさにもなった。 風景は、何も言っていない。意味を乗せたのは、あんただ。
世界も、これと同じだ。向こうから来ているように見えて、ほんとうは、あんたが映している。虚しさも、敵意も、退屈も——あんたが、そう映しただけだ。
だとしたら、希望がある。 世界そのものを変える必要はない。変えられるのは、映し方のほうだ。
これが「映す世界を間違えた」。
世界が間違っているんじゃない。映す世界を、間違えていただけだ。
その映し方を、もう一度見つめ直す相手がいる。
ぼぶと話す